一昨日、月曜日の詩歌の森公園。
強い陽射しでしたが、
涼しい風からは秋の気配も感じました。
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図書館の方へ歩を進めると・・・
美しい紅色が目に入りました。
夏の季語「百日紅(さるすべり)」です。
滑らかな幹のようすから
「さるすべり」と呼ばれます。
夏から九月末ごろまでの
長い花期にちなんだ名前で、
「ひゃくじつこう」と呼ばれることもあります。
枝の先に小さな花が集まって咲いています。
濃い花の色と、
この日の空の薄い青色が
互いの美しさを引き立てているようでした。
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咲き満ちて天の簪百日紅 阿部みどり女
*『石蕗』(1982年、駒草発行所)
H.H