当館に隣接している
詩歌の森公園。
過去の当ブログより
四季折々、
どの季節もうつくしい景色が広がっています。
「こどもの俳句教室」の短い時間で
すぐにたくさんの季語を見つけだすこどもたちのようには
いかないかもしれませんが・・・
一年を通して
詩歌の森公園や雑草園で季語を探して、
ご紹介していきたいと思います。
◇
季節は山も眠る冬、ですが、
早速、季語をひとつ見つけました。
冬の季語「冬芽」です。
葉はほとんどすべて落ちてしまい、
枝の先のふくらんだ芽が空に映えていました。
正面玄関の向かって左手にあるブナの木です。
この日の北上の気温は2度。
雪は降っていないものの、
公園にもひんやりとした空気が満ちていました。
◇
冬木の芽光をまとひ扉(と)をひらく 角川源義
*『角川源義全句集』(1981年、角川書店)より引用
H.H