今日の詩歌の森公園は
気温が低く、すこしひんやり。
曇り空が広がっています。
気づけば、暦の上ではあっという間に夏。
夏の季語を探しにでかけます。
◇
池のそば、
館内の閲覧室からもよく見えるあたりにて、
早速季語を見つけました。
「山法師(やまぼうし)の花」です。
実は四片の花びらのように見える部分は、
つぼみを包んでいた葉。
中心の球状の部分が花です。
この花を僧侶の頭に、
四片の白い部分を頭巾にたとえて、
「山法師」の名がついたのだそうです。
青葉が鮮やかな詩歌の森公園で、
美しい白が映えていました。
◇
その上の雲より白く山法師 林翔
*『光年』(2004年、ふらんす堂)より引用
H.H